外出自粛で痛風患者が増えた?<コロナ>

健康

整形外科を受診する患者さんが増加傾向?

調剤薬局に勤務しています。

新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う措置で
患者さんが病院や薬局へ足を運ばなくても薬を受け取れるよう
電話やネットなどを通じて医療機関の診察が受けられるようになり
病院から薬局へ処方箋をFAXなどで送ることにより
患者さんのお宅へ薬を配送したり、電話での服薬指導もできるようになりました。
(※感染流行期間中限定の措置です。また、医療機関により対応が異なりますので詳しくは、受診される病院や薬局へお問い合わせください。)

それに伴い、私が勤務している薬局でも、症状の安定している慢性疾患の患者さんの場合は、薬の処方日数が今までより長くなっているることが多いです。
2週間ごと、1か月ごとに薬をもらっていた方も、長いと90日分のお薬が出ている方もます。

なので

薬局にいらっしゃる患者さんも、だんだん減っていくのでは?と思っていましたが
どうも、整形外科を新たに受診する患者さんが、むしろ増えているんですよね。

整形外科、つまり、首や腰、足など体の痛みを訴えての受診です。

なぜ、この時期に?

というわけで、考察してみました。

整形外科を受診する理由は

患者さん達のお話を伺ってみると…

  • 転んで骨折した。転んでねん挫した。
  • ストレッチしたらスジを傷めた。
  • 走って肉ばなれを起こした。

という方が多数。

分析すると、まず

外出自粛でずっと自宅にいて足腰が弱くなった。

転びやすくなった。

ねん挫した。骨折した。

というパターン。

これ、高齢者の話じゃないですからね。
(もちろん、高齢の方にも多いけど)
30代、40代の比較的若い年代の方にも多いんです!

今まで毎日通勤していた人が
テレワークで何日も外に出ず家の中だけで過ごすと、
運動量が圧倒的に減り、知らず知らずのうちに足の筋力が落ちるんです。
で、何でもないようなところで転ぶ…という結果に。
まさかのケガに「情けない…」とおっしゃる方、多いです。

そして、

外出自粛で運動不足だから、体を動かそう。
 ↓
いきなりストレッチしてスジを傷める。

or

外出自粛で運動不足だから、たまにはランニングでもしよう。
 ↓
走ったら肉ばなれを起こした。

というパターン。

これも同じですよね。
普段慣れないことを、いきなりやるとかえって体に負担をかけます。
準備運動が大事だし、体を慣らしながら徐々に、というのが大事です。

それから

意外にも増えているのが「痛風発作」なんです。

痛風発作が増えているのはナゼなのか

痛風は、「尿酸」が体内に増えると結晶になり、それが関節などにたまると激痛を引き起こします。
その痛みはとにかく激しいようで、足首の痛みがひどくて松葉杖をついて来局された患者さんもいらっしゃるくらいです。

じゃあ、なんでまた、今の時期に痛風?

痛風の原因の一つとして、プリン体の摂取量の多さがあげられています。
プリン体が体内で分解されて尿酸になるからです。

プリン体が多く含まれているものとして、レバー、一部の魚介類(アジやエビ、イワシなど)の食品や、ビールがあります。

ただ、最近ではプリン体の摂取量よりも、高カロリー食の方がリスクが高い、内臓脂肪が高い人ほど尿酸値が蓄積されやすいとも言われており、要するにプリン体の過剰摂取だけでなく。暴飲暴食、生活習慣の乱れに原因があると考えていいと思います。

で、どうもですね

  • 外出自粛で家飲みすると、時間無制限なのでついつい酒量が増える。
  • こっそりビール片手にテレワークする。

…なんていう方もいらっしゃるようで。

今までギリギリの線でセーフだった尿酸値高めの方などが
酒量アップ、高脂肪、高カロリーのおつまみアップなどで、尿酸値が上がり、発作が起きた。

…と予想します。

新型コロナ感染拡大防止で、違う病気が拡大?

そうなんですよねー。
今回は整形外科の受診傾向からの考察でしたが
他でも、新型コロナウィルス感染拡大が防止できていても
違う病気が拡大している気がしてならない今日この頃。

巣ごもり生活は、ついついだらしなくなってしまいがちですが
ぜひ、お酒はほどほどに。
運動もムリなくほどよく行いましょう。

そして、一日も早い終息を願うばかりです。